エンジンとの対話
コンピュータの操作って・・・
マウスで選んでクリックする。小学生でも知っていますね。
でもその裏ではどんなコンピュータでも 01 00 10 11 ・・・
と2進数で演算処理されています。
ONとOFFだけの世界。規則性もなく、パッと見では何がなんだか理解できません。
エンジンを制御しているコンピュータも同様です。
実際、プログラミングする際には桁数を短縮する為、16進数が用いられます。
多少規則性が出ますが、それでも 750 160 5B3 ・・・と暗号そのもの。
解析でエクセルに書き出すと、たった1秒分の信号でも数千行に及びます。
それを弊社の専用コンピュータを介すると翻訳されエンジンコンピュータ
と次の様な会話ができます。
◆故障しているの? (エンジニアから)
→エンジンコンピューターより
・現在、水温センサからの信号が途絶しています。(トラブルコード)
・断線が検知されたのは昨日のエンジン始動時でした。(フリーズフレームデータ)
・安全面を考慮し燃料最少のバックアップデータにて仮運転しています。(フェイルセーフ)
◆状況を教えて
・エンジン回転750rpm アクセル開度10% 燃料噴射量2m/s 燃料圧力1Mpa・・・
等(データモニタ)
◆また、逆に指示もできます。
・試しに5番シリンダーのみ燃料噴射量を少なくして 等(アクティブテスト)
弊社では故障診断はもちろん、組立て後の試運転でも様々な
コンピュータデータをチェックしております。
寸法精度なら1/100mm、デジタル信号なら1/1000秒まで!
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2020/4/9