シリンダーライナーに傷が、その原因は・・
大阪支社田中です。
大阪もいよいよ本格的に冬が到来し、朝が起き辛くなるこの頃です。
寒さに負けず気を引き締めて、今回もエンジントラブル第3弾をご紹介させて頂きます。
【事象】
とある非常用発電機用エンジンで、ブローバイ排出口及びあらゆるオイルシールから運転時オイルが
噴出したとの一報が入りエンジン分解調査の運びになりました。
シリンダーヘッドを取外したら、中を確認するとびっくりライナーにストライプ状の焼損傷が・・
ピストンを抜いてみるとまたまたびっくり、ピストンリング側面が異常磨耗・折損してました。
この状態で運転できていたのが不思議なくらい・・・
シリンダーライナー・ピストンを新品交換し無事正常に蘇りました。
【原因】
整備状態のお話を聞いた所、エンジンオイルを20年間交換していないとショッキングな回答が
非常用発電機なので、運転時間が短くオイル自体に汚れがあるわけではなかったですが
問題がオイル自体の粘度が低下していた。原因=油膜切れ
またまたこのようなトラブル事例を紹介させて頂きましたが、エンジンオイル交換は非常に大事です。
オイルは運転時間・年数にも関わらず劣化しますので、このブログを見てくださってる方もオイルの
定期交換をお勧め致します。
また、定期点検・修理は何時でも中田エンジンが承りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上、大阪支社 田中でしたー
2017/12/12