溶射…? Part3
こんにちは!
前回は金属溶射のご紹介をしましたので、
今回は高速フレーム溶射のご紹介です。
品物はクランクシャフト!!
フロントやリアのシール部分が摩耗していませんか?
当社では高速フレーム溶射(HVOF溶射)による再生を行っております。
高速フレーム溶射とは名前の通り、高速フレームで溶かした溶射材を吹き付けます!
約2000℃ほどの高速フレームに溶射材を供給し、溶かした溶射材を
高速で対象物に衝突させて、突き刺さる様に積層し盛り上げていきます。
※修正前 ※修正後
仕上げに研削工程が必要になりますが、高硬度な皮膜なのでシール部は勿論、
軸受け部など硬度の必要な箇所の再生も可能です。
母材硬度はそのままで、表面硬度を上げる事ができます。
こちらに実例載っておりますので、興味ある方は是非拝見下さい。
https://industrial-engine-maintenance.com/overhaul/969/
用途、材質、使用環境によっては不適合な物もありますが、
その際には違った溶射方法でのご提案もできるかと思います。
シール部摩耗、腐食など、硬度対策等でお困りの際には、
是非お問い合わせ下さい。
加工部より
2021/1/13