だいりゅーしょん
初めまして、浜松工場の湯川です。
今年度入社しました新入社員です。
今回はダイリューションということについて話していきたいと思います。
これ、エンジン破損、発火など非常に危険なことにつながるようなことです。
そもそもオイルダイリューションって何?ということですが簡単に言うと、
オイルに燃料が混ざる
ことです。
だから、見かけ上のオイル量が増えます。
それが、なぜエンジン破損、発火につながるか。
オイルに燃料が混ざるとオイルがシャバシャバになってしまい粘度が低下したり、
潤滑効果が低下したりします。
するとエンジンの内部の油膜が切れて
金属同士が擦りついて、傷だらけになったり、
摩擦熱で溶けてくっ付いてしまったりして焼き付き固着し、
エンジンが壊れてしまいます。
また、元々燃えにくいように作ってあるオイルが、
燃料が混ざることによって引火点が低下し、発火しやすくなる恐れがあります。
どのような状況だとこの現象は起きやすいのでしょうか?
エンジンの中のパッキンやシールは劣化していきます。
燃料のタンクがエンジンよりも高い位置にあるとエンジンが停まっていても、
重力によって燃料通路の各シールの部分に圧力がかかって、
じわじわとエンジンの中に入っていってしまいます。
通常は、点検をしたり、定期的にオイル交換したりしておけば、
リセットされて正常な状態をキープすることができます。
よって、日ごろはほとんど動かない非常用発電装置では、
定期的な点検整備が特に重要ということになります。
(オイル量見つつ色や臭い、シャバシャバになってないかも点検で見ます)
ということを、この間教えていただきました(笑)
それまでは、
「なんか劣化するから変えたほうがいいのでは?」
くらいに思っていましたがこんな重要な理由があったのです。
日々勉強です。
浜松工場 湯川
2018/7/12