エンジンの熱中症にご注意を
お盆休みも終わりましたが、まだまだ暑い日が続きそうですね。
この時期は人にとっても暑いですが、エンジンも暑さによって過酷な環境になります。
今回は、冷却水等のトラブルでオーバーヒートを起こす事例をご紹介させて頂きます。
エンジンの温度上昇は、主に冷却水の水量不足が上げられますがエンジン内部の冷却水温度を調整する
サーモスタットが不良であった場合もトラブルの引き金となります。
とある発電機用エンジンで、始動後5分程度で冷却水温度が100℃を超え、水温上昇警報で停止。
調査の結果、冷却水サーモスタットが開いていない状態でした。
サーモスタットはエンジン加熱防止のため、ある一定温度にセットされ設定温度を超えると
ラジエータに冷却水が流れる仕組になっており、開かないという事はもちろん冷却がされず
どんどん温度が上昇してしまいます。
ラジエータに冷却水が入っているにも関わらず、すぐに冷却水温度が上昇する場合は、
サーモスタットを疑ってみてはいかがでしょうか。
サウナに入っても汗をかかない人は、危険信号みたいな感じです。(例が下手ですかね)
まだまだ暑いですが、人間ドック並びにエンジンドック(定期点検)を行って、健康管理を
維持していきましょう
以上、大阪支社からでした。
2018/8/17