エンジンの運動不足
皆様こんにちは、12月に入り暑い日もありましたが、本格的に冷えてきましたね
今年は、暖冬と言われていますが、皆さんも体調管理に気をつけて下さいね
さて、エンジンブログの本題にはいりますが、今回はエンジンの運動不足というタイトルそのままで
ある不具合の一例をご照会させて頂きます。
とある非常用発電装置で試運転を行ったところ、爆発音がした為、エンジン内部確認の結果
開けてびっくり、シリンダーヘッド内のロッカーアーム(吸・排気燃焼装置)が破損し、ロッドが飛び出ていました 。※添付写真参照
※ロッカーアーム破損
※ロッカーアーム正常
原因は、シリンダー排気バルブ多量のカーボン付着により、固着していたことでした。(摺動不良)
なぜ多量にカーボンが付着していたのか、それは・・・・無負荷試運転を長期に渡り行っていた事
無負荷では、燃焼温度が上がらずシリンダー内にカーボンが燃えず残ってしまうからです。
人で例えると、体脂肪燃焼させないと内臓脂肪がたまるみたいな感じですかね・・
エンジンの運動不足を解消する為には、発電機であれば負荷出力(kW)を与え運動させて
燃焼効率を上げることが効果的です。
施設によっては、運動(負荷運転)させる事が難しいかも知れませんが、健康維持には大切な事ですので
ディーゼルエンジン発電装置を管理されている皆さんも今回の事例が無いように健康管理は、大事にしてくださいね
以上、大阪支社からでした。
2018/12/20