ENGINE BLOGブログ

「再生」と「製作」

こんにちは。

 

今回は機関車に搭載されたある逆転機の整備を
ご紹介させて頂きます。

 

この逆転機は製造から50年近く経過したもので、過去に整備履歴もあり
現在でも現役で頑張っています。

 

※写真掲載はお客様の許可をいただいています。

 

さて、全分解してみると、これまでに頑張ってきた証しが随所に見られますね。
特に各主要箇所の摩耗がすごい・・・・。

 

 

大半は加工部の方で加修、再生が可能ですが
お客様と打合せ、検討した結果、1本のシャフトとフランジを製作することとなりました。
更にラビリンス構造からオイルシールに変更する改造も含んでいます。

 

 

 

 

 

設計から図面起こし、強度や材質、スプラインの歯切、研磨、テストピースの
作成等々、自分はほとんど携わることはできませんでしたが製作に携わって
頂いた、協力工場殿、設計士さんや、加工部に感謝!!

 

いつまでもこの逆転機が現役で無事故で頑張れるようこちらも頑張ろう!!
という気持ちになりますね。

 

また、今回、新たな試みでしたが同様な案件がございましたら
再生も含めご相談頂きたいと思います。

 

特殊機器課から少し離れたお話しになりましたが・・・・・・。

 

以上、本社 特殊機器課でした。

 

 

2018/12/26

前に戻る