ENGINE BLOGブログ

“れい”わ

新元号が決まりましたね。

 

『 令和 』

 

令ということで今回はエンジンの冷却について。(無理やり笑)


前回私がブログを書かせていただいたときは、オイルのダイリューションのお話をさせていただいたので、

 

今回は冷却水について話していきたいと思います。

 

冷却水を循環させているエンジンは水にクーラント液を混ぜて作った冷却水を使用して冷やしています。


水のままだと寒いところでは凍ってしまい膨張すると配管等破壊したりしますからね。


混ぜた物の濃度も使用環境によって異なり、高過ぎも低過ぎもダメなんです。


他にも配管を錆びにくくさせたりする添加剤が混入されており、これが非常に重要なものなのです。

 

 

でもこのような添加剤は、時間と共に消費されていくものなので、だんだんと劣化してくると…



(↑左が抜き取った水の一部、右が浜松工場にある新しい冷却水)

 

先日作業させていただいた現場ではクーラントの効果がほとんどなくなっている状態でした。


見た目の色というわけではなく濃度を測定する機器で調べたところ3%しかありませんでした。

 

(今回の使用現場では35%必要)


これではだめですね。


定期的な交換が必要です。(通常はエンジンの運転時間に関係なく2年ごと)

 

浜松工場では現地にて点検整備を行うことが多く、

 

現地オイル交換や冷却水交換等もさせていただいています。

 

マメにメンテナンスをしていただいているところや、

 

使わないからとほったらかしになっているところなど色々なエンジンありますが、

 

お仕事をさせていただいたあと安心して使用していただけるようしっかり整備していきます。

 

浜松工場より

2019/4/5

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